大自然の中で味わうキャンプ飯や温かい飲み物は格別ですよね。そして、キャンプ飯を作るためにガスバーナーは欠かせないギア。今回はガスバーナーの定番と言って過言ではない、プリムスの『153ウルトラバーナー』をご紹介します!コンパクトでありながら、様々な機能が搭載されており、キャンプ初心者からベテランキャンパーまで満足すること間違いなしのバーナーです!5年以上153ウルトラバーナーを使っている私が、153ウルトラバーナーの魅力を余すところなくご紹介します。
プリムス『153ウルトラバーナー』は、コンパクト・軽量・ハイパワーの3拍子揃った定番バーナーです
プリムス『153ウルトラバーナー』
出力 :4.2kW/3600kcal/h
燃焼時間 :約55分
ゴトク径 :大148mm、小90mm
収納サイズ:7.5×8.8×3.0cm 本体重量 :116g
PRIMUS(プリムス)は、1892年にスタートしたスウェーデンの燃焼器具ブランド。
近年はアウトドア専用ストーブを開発し、世界の冒険家からの信頼を得ています。
2021年4月現在、プリムスからは6種類のガスバーナーが発売されています。
コンパクトさに特化したものや分離型のものなど、それぞれのバーナーに特徴があり、使用シーンに合わせて選べるのが、プリムスのバーナーの特徴です。
その中で最も定番と言えるバーナーが、今回紹介する『153ウルトラバーナー』です。
153ウルトラバーナーの特徴は、コンパクト・軽量・ハイパワーの3拍子揃った点。
キャンプだけでなく登山やツーリングなど、あらゆる場面で活躍する優秀なバーナーです。
ちなみに公式ホームページには、「バーナー」と「ストーブ」の2種類の表記がありますが、どちらも同じ意味で使われています。
バーナーとあわせて用意したいガスカートリッジの紹介
バーナーとあわせて用意したいのがガスカートリッジ。
プリムスのガスカートリッジは『ノーマルガス』と『ハイパワーガス』の2種類あります。
黒文字が特徴のノーマルガスは、春夏の温暖な時期や低地での使用が可能。
公式ホームページでは、ノーマルガスの使用環境は20℃~が目安とされています。
使用できる環境は限られますが、そのぶん安く手に入るのがメリットです。
赤文字が特徴のハイパワーガスは、オールシーズン使用が可能。
ノーマルガスと比べるとやや値段は張りますが、0℃~使えるため、冬のキャンプや標高が高い場所でも使えるガスカートリッジです。
ガスカートリッジは、ご自身が使うシーンに合わせて選んでくださいね。
プリムス『153ウルトラバーナー』をおすすめする6つの理由。
ここからは、プリムスの『153ウルトラバーナー』が人気であり続ける理由をご紹介します。私が使用していて感じた魅力もあわせてご紹介していくので、購入を考えている人はぜひ参考にしてみてください!
プリムス『153ウルトラバーナー』をおすすめする理由【1】コンパクト
153ウルトラバーナーの収納サイズはとてもコンパクト。
7.5×8.8×3.0cmと、手のひらにおさまる大きさです。
付属のスタッフバッグに入れてしまえばどこへでも持ち出せます。
また、プリムスの『ライテックトレックケトル&パン』や『イージークックNS(ノンスティック)・ソロセットM』には、すでに紹介したプリムスのガスカートリッジの小サイズ(250サイズ)と合わせて収納することが可能。
153ウルトラバーナーと一緒にクッカーとガスカートリッジを揃えれば、すぐにでもキャンプへ出かけられますよ!
ライテックトレックケトル&パンのレビューはこちら⇓
プリムス『153ウルトラバーナー』をおすすめする理由【2】:とっても軽量
153ウルトラバーナーは、登山用品店では必ず見かけると言って良いほどの定番商品です。
その理由は、116gの圧倒的な軽さ。
私は登山のときにも153ウルトラバーナーを持っていきますが、荷物を極力軽くしたい登山でもまったく邪魔になりません。
登山が趣味という人や、キャンプ場から近くの山にハイキングへ行きたい人には、153ウルトラバーナーはピッタリのバーナーと言えるでしょう!
ちなみにプリムス最軽量のバーナーは『115フェムトストーブ』です。
115フェムトストーブの重量はなんと57g。
とにかく荷物を軽量化したい人は、115フェムトストーブを検討してみても良いかもしれません。
プリムス『153ウルトラバーナー』をおすすめする理由【3】:ハイパワー
153ウルトラバーナーの火力は3600kcal/hととても強力。
ハイパワーガスと組み合わせれば寒冷地でも素早くお湯を沸かせます。
冬の寒いキャンプ場でなかなかお湯が沸かない…といったつらい状況を回避できますよ。
また、火力が強いので炒め物を作るときにも活躍してくれます!
バーナー1つでいろいろな料理を楽しみたい人にもおすすめですよ。
プリムス『153ウルトラバーナー』をおすすめする理由【4】:風に強い構造
風に強い構造であることも、153ウルトラバーナーが人気であり続ける理由の1つです。
153ウルトラバーナーを上から見ると、ゴトクがX字となっていて、これが風に強い秘訣です。
ゴトクをX字にすることでバーナーヘッドを4つに区切ることができ、一つの区画が風で消えてしまっても、他の区画は着火を保つように設計されています。
風が強い日でも安心して使えるのは嬉しいですね!
プリムス『153ウルトラバーナー』をおすすめする理由【5】:延長ゴトクになっている
153ウルトラバーナーのゴトクは風に強いだけでなく、延長ゴトクになっていることも特徴です。
延長ゴトクにすることで、ゴトク径は90mmから148mmへ大幅アップ!
これにより、大きめの鍋やフライパンも乗せることができます。
153ウルトラバーナー1つで、いろいろな調理器具に対応できるのはおすすめポイントです。
プリムス『153ウルトラバーナー』をおすすめする理由【6】:圧電点火装置がついている
153ウルトラバーナーには圧電点火装置がついています。
ガスを流して圧電点火装置のスイッチをカチッと押せば、簡単に火が点きます。
すぐに調理を開始できるのは便利ですよね。
ただし、気象条件によっては圧電点火装置での点火が難しいことも。
公式ホームページには、次のような気象条件では、点火が難しいと書かれています。
- 外気温が5℃以下の場合
- 酸素濃度が低い場合
- 雨や夜霧などの湿度
- ガス流量が多い場合
そのため、実際に使うときには、念のためマッチやライターも準備しておきましょう。
プリムス『153ウルトラバーナー』を使うときの注意点
プリムス以外のガスカートリッジには取り付けないようにしましょう。
すでにキャンプを趣味としている人の中には、プリムス以外のガスカートリッジを使用している人もいるかと思います。
153ウルトラバーナーに限らず、基本的にガスバーナーは、他社のガスカートリッジとの使用はNGです。
ガスカートリッジはどれも同じ形状に見えますが、メーカーごとに若干のサイズの違いがあります。
異なるメーカーのバーナーとガスカートリッジを無理やり接続すると、ガス漏れによる思わぬ事故のリスクが高まってしまいます。
そのため、153ウルトラバーナーを使う場合は、プリムスのガスカートリッジと併せて使いましょう。
重たい調理器具には向かない
153ウルトラバーナーは、ガスカートリッジの上にゴトクが位置するため、重心が高くなり不安定になりやすいです。
そのため、スキレットやダッチオーブンなど、重たい調理器具ではバランスを崩して倒れやすくなるので注意が必要です。
また、153ウルトラバーナーを使うときには輻射熱にも注意が必要。
ゴトクとガスカートリッジの距離が近いため、鋳鉄製の調理器具を使用すると、輻射熱によりガスカートリッジが爆発する危険性も考えられます。
重たい調理器具や鋳鉄製品を使いたい人には、分離型バーナーがおすすめ!
分離型バーナーは低重心で安定しやすく、ゴトクがガスカートリッジから離れているので爆発リスクを抑えられます。
プリムスの分離型バーナーは2種類。
ウルトラ・スパイダーストーブⅡとエクスプレス・スパイダーストーブⅡです。
ウルトラ・スパイダーストーブⅡは、153ウルトラバーナーと同様のX字のゴトクで、防風性能が高いことが特徴。
エクスプレス・スパイダーストーブⅡはコンパクトに収納でき、ソロでの使用が推奨されている製品です。
ご自身の使用シーンに合わせて選んでみてくださいね。
キャンプの初心者からベテランまで納得の使い心地! プリムス『153ウルトラバーナー』レビューまとめ
バランスが取れた機能性で使い心地が良いプリムスの『153ウルトラバーナー』。
これからキャンプを始める人にも、新しいバーナーの購入を検討している人にも、おすすめできるバーナーです。
特にこれからキャンプを始める人で、どのバーナーにしたら良いか迷っているという人であれば、買って損はないと思いますよ!
今回の記事を参考に、ご自身の使用シーンに合ったバーナーを見つけてくださいね!
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