車内DIYとかバンライフとか、軽バンでの車中泊が流行ってるよね!
軽バンでの車中泊って、実際どうなんだろう?
軽バンでの車中泊、とっても快適ですよ!
エクストレイルt31で車中泊をしていた筆者も、2022年3月から日産の軽バン『NV100クリッパー』に乗り換えました。この記事では、NV100クリッパーの車中泊レビューや、軽バンと車中泊の相性の良さなどをお伝えしていきます!
日産の軽バン『NV100クリッパー』とは
まずは、NV100クリッパーについて簡単に紹介します。
NV100クリッパーは、日産が販売する軽の商用車で、いわゆる『軽バン』と呼ばれるタイプの車。
車には『OEM車』という、他社で製造された車を自社で販売する車があります。
NV100クリッパーは、販売開始から2013年11月までは三菱『ミニキャブ』、2013年12月から現在はスズキ『エブリイ』のOEM車として販売されています。
私が乗っているのはミニキャブのOEM車です。最新のNV100クリッパーと異なる点もありますが、『軽バン車中泊』の参考として読んでみてください!
日産の軽バン『NV100クリッパー』での車中泊方法
NV100クリッパーでの車中泊は、以下の手順で後部座席を倒してフラットな床を作ります。
- シート上部のレバーを引く(上記写真2)
- 背もたれを前に倒す(上記写真3)
- シート前方のスペースに座面ごと収納(上記写真4)
私が使用しているNV100クリッパーは、後部座席が一体となっているタイプ。
一体型の後部座席の場合、座り心地はイマイチですがフラットな床を作れるので車中泊向きです!
軽バン車中泊を検討している人で、後部座席が一体型か独立型か悩んでいる人は、以下の基準で選ぶと◎。
一体型:後部座席に人を乗せることがほとんどない人、車中泊メインで使用する人。
独立型:後部座席にも人を乗せることがある人。
後部座席をフラットにしたら、マットや寝袋を用意すれば車中泊の準備は完了です!
軽バン車中泊最大の魅力は『荷室の広さ』
軽バン車中泊の最大の魅力は荷室の広さ!
NV100クリッパーの場合、荷室フロア長1,935mm・荷室幅1,370mm・荷室高1,230mmと広々空間。
これだけの空間があれば、ソロであれば窮屈さとは無縁ですし、2人での車中泊も可能ですね!
ちなみに、身長176cmの私は、以前乗っていたエクストレイルt31では天井に頭が当たっていました。
NV100クリッパーに乗り換えてからは、余裕をもって座ったり横になったりできています!
なお、新型のNV100クリッパーは、荷室フロア長1955mm・荷室幅1385mm・荷室高1240mmとさらに広々空間に。
快適な車中泊タイムを過ごしたい人は、軽バンが最有力候補ですよ!
『維持費の安さ』も軽バン車中泊の魅力
軽バンの『維持費の安さ』も見逃せないポイント!
NV100クリッパーなどの軽バンは軽の商用車に分類されます。
正確には『小型貨物自動車』という名称で、4ナンバー車と言われることもあります。
4ナンバーの軽自動車では、年間にかかる自動車税はなんと5,000円(初年度登録から13年経過した場合は6,000円)。
私が以前乗っていたエクストレイルt31の自動車税は39,500円。軽バンにすると自動車税だけで年間34,500円の節約に!
また、高速道路の通行料金や冬タイヤの価格など、軽自動車は様々な費用が安く収まります。
そのため、維持費の観点だけでいえば、軽バンは車中泊に最適な車とも言えるでしょう!
ちなみに、通常4ナンバー車は初年度登録から2年後に初回の車検、その後は毎年1回の車検を受ける必要があります。
しかし、軽の4ナンバー車であれば、初回の車検後も2年に1回の頻度でOK。
車検の手間を考えても、軽バンは車中泊にピッタリの車ですね!
商用車ならではの『手動開閉の窓』は車中泊向き!
手動開閉の窓も車中泊にはメリット!
私が乗っているNV100クリッパーは、手動で窓を開け閉めするタイプ。
「窓の開閉が手動とか不便!」と感じる人もいるかもしれませんが、車中泊ではおすすめポイントになります。
車内の換気をしたいとき、パワーウィンドウ(ボタンを押して開閉する窓)では窓を開け閉めする度にエンジンをかける必要が。
荷台で過ごしている場合、運転席まで移動してエンジンをかけ、窓を開け、またエンジンを切る…と手間がかかります。
一方、手動で開閉できる窓であれば、エンジンをかけることなくすぐに換気ができます。
少しの違いですが、いざ車中泊をすると、このひと手間が省けるだけでとても快適になります!
なお、車のグレードによっては後部座席がパワーウィンドウとなっているものも。
手動開閉の窓が良い人は、グレード選びに注意してくださいね。
軽バンの『金属むき出し内装』も車中泊に活用
『金属むき出し内装』はマグネットフックでフル活用!
NV100クリッパーに限らず、商用車である軽バンの内装は金属がむき出しの内装であることが多いもの。
「商用車感が強くてなんか嫌だ…」と感じる人もいるでしょうが、マグネットを使えばメリットに早変わり!
SNSで車中泊の投稿をチェックすると、マグネットでカーテンや有孔ボードを取り付け、DIYを楽しんでいる人も。
私はマグネットフックにランタンやハンガーを引っかけてます!
金属むき出しの内装も、アイデア次第で魅力にできちゃいます!
見た目の商用車感も捉え方次第
NV100クリッパーは内装だけでなく、外見も商用車感が強いです。
見た目にもこだわりたい人は気になってしまうかもしれません。
クリッパーの見た目は『ダサいかわいい』感じがするので、私は気に入っていますが(笑)
見た目が気になる人は、同じく日産の『NV100クリッパーリオ』も検討してみましょう。
NV100クリッパーと同程度の室内の広さを確保しつつ、乗用車であるため乗り心地も◎。
ボディカラーは5色あり、特にクールカーキはアウトドアに馴染む色合いです。
また、軽バンで見た目にもこだわりたい人は、ホンダの『Nバン』が最適。
Nバンの『+STYLE FUN』は、商用車には見えないポップな外観。
ボディカラーが8色という点も見逃せません。
NV100クリッパーと比べると荷室が狭くはなりますが、見た目と使い勝手を両立したい人にとっては、有力な選択肢になりますよ。
4WD車であれば雪道も安心
NV100クリッパーは4WD車を選べることも魅力の1つ。
冬のキャンプやウィンタースポーツを楽しむ人は、4WD車を好む人が多いのではないでしょうか。
ただし、窓の開閉と同様で、グレードによっては4WD車ではない場合も。
4WDのNV100クリッパーを購入したい人は、事前のチェックは必須です。
タイヤが軽い&小さく保管が楽!
雪道を走る機会が多い場合、冬はスタッドレスタイヤに履き替える人が多いと思います。
軽バンの場合タイヤが軽く、履き替えたあとにタイヤを保管場所まで運ぶのがとっても楽チン!
私はアパートの3階まで運びましたが、かなり余裕を持って運べました。
エクストレイルに乗っていたころはタイヤが重く、運ぶのにかなり苦労しました…
また、タイヤサイズが小さく保管場所に困らないのもメリット。
タイヤサイズが大きく、持ち運びや保管に苦労している人が軽バンに乗り換えたら、楽さにビックリしますよ!
▼タイヤの買い替えや取り付けは『タイヤフッド』がおすすめ!
床の凹凸は少し気になる
床を改装すると車内がより快適に!
NV100クリッパーは、後部座席を倒せば水平な床を確保できるのですが、カバーをめくると凹凸が。
床に直接座ると、凹凸が少し気になります…!
より快適に過ごすには、下の写真のような床の改装がおすすめ!
床の改装というと「なんだか難しそう…」と思う人もいるでしょうが、100均グッズを活用すれば、DIYが苦手な人でも簡単にできちゃいます!
私もDIYは苦手ですが、1時間ほどで完成しました!
改装方法を記事にまとめてあるので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
上り坂や高速道路での走行はウィークポイント
NV100クリッパーに限らず、軽自動車のウィークポイントは走行性能。
特に、高速道路や上り坂でのパワー不足は否めません。
走行性能が気になる人には、ターボエンジン搭載のグレードがおすすめ。
近年のターボエンジン搭載の軽自動車は、上り坂や高速道路でもかなりのパワーを発揮してくれます。
複数人で乗ることが多い人や、多くのキャンプギアを積む人は、ターボエンジン搭載の軽自動車を検討するのもアリですよ。
現行のNV100クリッパーならスズキ『エブリイ』の純正品にも注目
前述した通り、現行のNV100クリッパーはエブリイのOEM車。
そのため、エブリイの純正品の一部をそのまま使用できます。
スズキは車中泊にも力を入れており、純正品の車中泊グッズが充実。
サンシェードやクッションといった車中泊グッズや、カーサイドタープなどのキャンプグッズまでバリエーション豊富です。
スズキの公式ホームページでは車中泊を特集したページもあるので、参考にしてみてくださいね。
軽バン車中泊に『NV100クリッパー』がおすすめ!商用車の魅力を生かして楽しく&快適に
今回は日産の軽バン『NV100クリッパー』での車中泊についてお伝えしました。
軽バンであるNV100クリッパーは、荷室の広さやフラットな床など、車中泊にピッタリな要素がたくさん。
軽バン車中泊を検討している人は、記事を参考にお気に入りの1台を見つけてくださいね!
Instagramや楽天ROOMもやっています!ぜひチェックしてみてくださいね!
コメント
失礼いたしました。ご指摘いただきありがとうございます!
Nバンはホンダではないでしょうか?