今回は車中泊の連泊についてお伝えします。「車中泊での連泊は疲れないの?」「連泊するときにおすすめの便利グッズはある?」など、車中泊で連泊をしたいときに気になることは多いと思います。車中泊での連泊経験が豊富な筆者がおすすめする、連泊に適した場所や、連泊のときにあると便利なグッズをご紹介。車中泊が好きで連泊に挑戦してみたい人は、必見ですよ!
車中泊の連泊は場所選びが大事! 設備が整っているキャンプ場やRVパークなどがおすすめ
車中泊での連泊では、トイレやお風呂、ゴミの処理など、気になることがたくさんありますよね。これらの問題を解決しながら、車中泊での連泊を快適に過ごすための場所選びについて解説していきます。
車中泊の連泊にはキャンプ場が安心
車中泊で連泊する場所として、キャンプ場が一番安心です。
キャンプ場には、トイレやシャワー室などの設備や、ゴミの回収のサービスなどが整っていることが多く、連泊で気になることをほとんど解決できます。
キャンプ場によってはお風呂がついていたり、近隣の入浴施設を利用できたりする場合もありますよね。
車中泊での連泊は楽しい反面、疲れが溜まりやすいのも事実。
お風呂に入れる環境であれば、疲れを癒しながら連泊を楽しむことができます。
RVパークも連泊しやすい
キャンプ場以外では、RVパークもおすすめの場所です。
RVパークとは、車中泊が許可された有料の駐車スペースで、一週間程度の滞在も可能。
設備面では、24時間利用可能なトイレやシャワー室、電源設備などが整っており、キャンプ場と同様で、連泊で気になることはほとんど解決できます。
また、場所によっては無料でゴミの回収を行っているRVパークもあります。
ゴミ回収の有無や料金は、事前に利用したいRVパークへ確認しておくことをおすすめします。
RVパークを利用するときの注意点として、基本的には車外での調理など、キャンプ行為はできないことが挙げられます。
あくまでも車中泊専用の駐車スペースであることをふまえて利用しましょう。
道の駅やサービスエリア・パーキングエリアでの車中泊はマナーを守りましょう
車中泊での旅行や、遠いキャンプ場へ行くときの経由地として、道の駅やサービスエリア・パーキングエリアで車中泊をするときもあります。
道の駅やサービスエリア・パーキングエリアには、24時間利用可能なトイレが設置されていたり、場所によってはシャワーが使えたりと、連泊時に嬉しい設備が整っていることがあります。
そのため、車中泊初心者の人でも利用しやすいのがメリットです。
しかし、道の駅やSA・PAはあくまでも「仮眠」が許可されているだけです。
正式に車中泊が許可されている場所ではないので、決められたルールはしっかりと守りましょう。
特に、連泊中に出ゴミみを大量に捨てていく行為はマナー違反です。
連泊中に出たゴミは、持ち帰ったり、キャンプ場やRVパークのゴミ回収サービスを利用したりするなど、適切な方法で処理をしましょう。
車中泊の連泊での食事事情。 食材の保存や調達について解説します。
続いては車中泊で連泊するときの食事についてです。日数分の食材を一気に購入すると、暑い時期では食材の鮮度が落ちてしまうことも。ここでは車中泊での連泊時の食事で、私が気を付けていることをお伝えします。
車中泊の連泊での食事事情【1】:保冷機能が高いクーラーボックスは必須
車中泊で連泊をするときには、コンビニで買ったり、外食で済ませたりといった人もいると思います。
ただ、車内で食事を作って食べるのも、非日常感を味わえて楽しいものです。
もし車内で料理をしながら連泊を楽しみたい場合は、食材の保存には気をつけましょう。
特に夏場の車内は気温が急上昇して、食材の鮮度が一気に低下してしまうことも。
食材の鮮度を保ちながら保存をするために、保冷機能が高いクーラーボックスは必須です。
クーラーボックス内で使用する保冷材には、板氷がおすすめ。
板氷であれば、溶けたあとは炊事場などに流してしまえばかさばることがありません。
また、溶けたあとに飲み水として利用できる板氷を買っておけば、飲み水を買い足す必要がなく、スペースの削減や無駄なゴミを出さないことにもつながります。
板氷はスーパーやコンビニなどで、手に入れやすいところも嬉しいですよね。
車中泊の連泊での食事事情【2】:旅先の食材やレトルト食品を活用しよう
数日間にわたって車中泊をする場合、保冷機能が高いクーラーボックスを使っても、完璧に食材の鮮度を保つことは難しいです。
そのつど新鮮な食材を味わいたい場合は、旅先の食材を購入しましょう。
目的地の近くに道の駅がある場合、地元で生産された野菜やお肉など、普段は味わえない食材に出会えることが多いです。
地元の味を新鮮な状態で味わえるのは、車中泊での連泊をするときの醍醐味です。
また、レトルト食品を有効活用することもおすすめです。
レトルト食品であれば、真夏の暑い車内でも保存がきくので、長期の車中泊にぴったりの食材です。
土地勘がない田舎へ向かったときには、コンビニやスーパーがなかなか見つからないことも。
万が一に備えてレトルト食品をいくつか常備しておくと、安心して車中泊での連泊ができますよ。
車中泊の連泊での食事事情【3】:食器類はできるだけ汚さない工夫を
炊事場がない場所で車中泊をする人向けの内容ですが、食器類はできるだけ汚さないことをおすすめします。
炊事場がない場所での車中泊の場合、すぐに食器を洗えるわけではないので、そのまま放置しておくと車内に臭いが充満したり、衛生面が気になったりすることも。
また、道の駅や公共のトイレの水道で食器を洗う行為はマナー違反になるので、絶対に洗い物をしてはいけません。
そのため上の写真のように、ラップやアルミホイルで食器を包み、汚さない工夫をすることをおすすめします。
その他の食器を汚さない工夫として、クッキングシートを利用した炊飯方法があります。
クッキングシートを鍋の中に敷いてからお米とお水を入れるだけの簡単な方法です。
クッキングシートは水分を通すので、鍋の内側に水滴はつきますが、汚れることはありません。
そのため使用後は、アルコールティッシュなどでふき取るだけでキレイになります。
ご飯がこびりついて洗い物が大変だなと思っている人にもおすすめの方法なので、ぜひ試してみてくださいね。
車中泊の連泊をもっと快適にするおすすめの便利グッズ4選。
車中泊の連泊は自宅とは違い、あらゆる面で環境が異なります。せっかくの車中泊ですから、ストレスなく過ごしたいですよね。ここでは持っておくと、車中泊での連泊が快適になる便利グッズを紹介!普段のキャンプでも使えるものばかりなので、持っておいて損はないですよ。
ポータブル電源は年中使える便利グッズ
今やキャンプの必須アイテムと言っても過言ではないポータブル電源。
車中泊での連泊でもとても役に立ちます。
スマホやタブレット、ノートパソコンなど、充電が必要な機器を複数持ち歩いている人は少なくないはず。
これらの機器は、車のシガーソケットからも充電することはできます。
しかし、同時に充電できる数は限られてきますし、エンジンをかけている最中にしか充電ができません。
ポータブル電源があれば、複数機器を同時に充電することができるので、充電を心配することなく過ごすことができます。
また、ポータブル電源には車のシガーソケットから充電できるタイプもあります。
車での移動中はポータブル電源を充電し、キャンプ中はポータブル電源を使ってスマホやタブレットを充電するといった使い方がおすすめ。
ポータブル電源があれば、様々な電化製品を使いながら快適に車中泊での連泊を過ごすことができますよ。
車載用空気清浄機で連泊での生活臭をリセット!
車中泊で連泊をすると、少しずつ車内に生活臭が漂ってしまうことも。
移動中に窓を開けて換気をしたとしても、連泊の日数が増えるごとにどうしても生活臭は出てきてしまいます。
そんなときに空気清浄機があると、臭いを取り除いてスッキリした空気に入れ替えてくれます!
車載用の空気清浄機であれば、車のドリンクホルダーにピッタリ収まるサイズです。
気軽にどこへでも持ち出せるので、電源さえ確保できればテント内で使用することも可能。
テント内の臭い対策をしたいと思っている人にも、おすすめのグッズです!
耳栓は道の駅やサービスエリア・パーキングエリアでの車中泊に必須
道の駅やSA・PAで車中泊をする場合、耳栓を持っておくと安心です。
キャンプ場とは違い、道の駅やSA・PAは夜中でも車の出入りがあるため、音が気になってなかなか眠りにつけないことも少なくありません。
私の場合、山間の道の駅で車中泊をしたときに、夜中に山道を走る車の大きな音でたびたび目が覚めてしまい、疲れがとれないまま朝を迎えてしまった経験も。
そんなときに耳栓があれば、騒音に悩まされることなくぐっすりと眠れるので、車中泊での連泊でも疲れを残すことなく過ごすことができますよ。
また、耳栓代わりとして、Appleの『AirPods Pro』もおすすめです!
AirPods Proには『ノイズキャンセリング機能』がついており、その機能性の高さには驚かされます!
車の出入りが多い道の駅やサービスエリアでも、AirPods Proを使えば無音に近い状態で過ごせるので、朝まで快適に眠ることができます。
すでにAirPods Proをお持ちの人は、車中泊での耳栓代わりに使ってみてくださいね。
モンベルの『リゾッタ』はかなり美味しいレトルト食品
レトルト食品をいくつか常備しておくことをおすすめしましたが、私がおすすめするレトルト食品は、モンベルの『リゾッタ』です。
モンベルのリゾッタは、パッケージにお湯を注いで3分待てば完成する、お手軽な食品。
お湯と比べると少し時間がかかりますが、水でも調理ができるので、万が一お湯を沸かせないときでも安心です。
味のバリエーションは8種類で、どの味も食べやすく、飽きがこないのが特徴。
また、パッケージにお湯を注ぐだけなので、余計な洗い物を出さずに済むところもおすすめポイントです。
ただし、パッケージの中にスプーンなどは入っていないので、箸やスプーンなどを用意する必要があるのでご注意を。
自分のペースで楽しめるのが連泊の醍醐味。 自分に合ったスタイルでワンランク上の車中泊を。
今回は車中泊での連泊についてご紹介しました。
車中泊での連泊は、いろいろな場所やキャンプ場へ気軽に出かけることができるので、キレイな景色や美味しい食事を存分に楽しめます。
ただし、無理は禁物。
車中泊での連泊は、慣れていないと知らず知らずのうちに疲れが溜まっているものです。
今回の記事を参考に、ご自身にあった車中泊場所や便利グッズを選んで、車中泊ライフを楽しんでくださいね。
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